【雨 塊(つちくれ)を破(やぶ)らず】と読みます、雨が静かに降って大地にしっとりとしみこみ、土くれさえもこわさない、という意味で、天下泰平で、世の中が静かによく治まっていることのたとえをいいます。
出典は『塩鉄論』の水旱(スイカン)です。
前漢、武帝時代の賢良(官吏登用試験の合格者)が、昔の徳のある政治状態を言った言葉です。
當此之時、
此の時に当たり、
当時、
雨不破塊、
雨 塊を破らず、
雨は靜に降って大地にしっとりとしみこみ、土くれさえもこわさず、
風不鳴条
風 条(えだ)を鳴らさず
風もおだやかに吹いて枝を鳴らすほどではなかった。
旬而一雨
旬にして一たび雨ふり
十日に一度雨が降り
雨必以夜
雨は必ず夜を以てす
雨が降るのは必ず夜であった
無丘陵高下皆熟
丘陵と高下と無く皆熟すと
丘陵や高地・低地の区別なく、穀物は皆実った






























