【梅は雪に三分(サンブ)の白を遜(ゆず)るべし。】と読みまして、梅は白さにおいては雪に三分(少し)劣る、という意味です。
季節の変わり目に、冬の名残りの雪と春のさきがけの梅が張り合うという趣向でつくられた詩の転句です。
作者は宋代の詩人、盧梅坡(ロバイハ)です。
彼の作詩、「雪梅二首」として知られる連作があり、特に1番目の詩が有名です。下記の詩です。
雪梅(其一) 盧梅坡
梅雪爭春未肯降
梅雪(バイセツ)春を争うて 未(いま)だ肯(あへ)て降(くだ)らず、
梅と雪は春の風情を争い、まだ勝負がつかない
騷人擱筆費評章。
騒人(ソウジン)筆を擱(お)いて 評章(ヒョウショウ)に費(つい)やす。
文人は品評のむずかしさに筆をおいてしまう
梅須遜雪三分白,
梅は須(すべか)らく雪に遜(ゆず)るべし 三分の白、
梅は雪に対して白さは三分(少し)劣る、
雪卻輸梅一段香。
雪は却(かえ)って梅に輸(ユ)す 一段の香。
雪は香りの点では梅に一段(少し)負けている。






























