【啓発(ケイハツ)】は、広辞苑によりますと、『知識をひらきおこし理解を深めること。』と説明されています。
実は、【啓発】の語源は、『論語』の述而篇にある文章がもとになっています。
孔子は門人三千人とも言われ、多くの弟子を教えました。
その教育方針は厳しく、自ら問題を解決しようとする意欲や情熱を持たない者には、教えようとはしなかったと言われてます。
子曰、
子日く、
孔子が言いました、
不憤不啓、
憤(フン)せずんば啓(ケイ)せず、
教えを受けんとする者で、自ら心に求め、
疑問の解決に向かって情熱が盛り上がるようにならなければ、
これをひらき教えてやろうとはしない、
不悱不發。
悱(ヒ)せずんば発(ハッ)せず。
言うべき内容もできて、言いたくても、うまく言えなくて、
口をモグモグさせる程度にまで進まないと、ひらき導いてやらない。
擧一隅、
一隅(イチグウ)を挙(あ)げて、
(たとえば、四角なものを教えるにしても、)一隅を持ち上げてみせると、
不以三隅反、
三隅(サングウ)を以(もっ)て反(かえ)らざれば、
他の三つの隅を自分から類推して反応を示すようでなければ、
則不復也。
則(すなわ)ち復(ふたたび)せざるなり。
重ねて教えることはしない。






























