【知らざれば問い、能(よ)くせざれば學ぶ。】と読みまして、知らないことは質問し、自分が不能なことは誰にでも教えを乞う、という意味です。
出典は『荀子』非十二子篇第六です。
徳ある人になるための心構えを説明しているところです。
高上尊貴、不以驕人、
高上尊貴なるも、以て人に驕(おご)らず、
いかに身分が高く尊い地位にいても、人に驕らず、
聰明聖知、不以窮人
聰明聖知なるも、以て人を窮(くる)しめず、
頭がよく優れた智慧を持っていても、それを悪く働かせて人を苦しめず、
齊給速通,不爭先人
齊給速通なるも、人に爭い先んぜず、
すばしこく目先が良くきいても、人と先を争って鼻を明かせるようなことをせず、
剛毅勇敢,不以傷人
剛毅勇敢なるも、以て人を傷つけず、
非常に強く勇敢であっても、人を傷つけてはならない、
不知則問,
知らざれば則ち問い、
自分が知らないことは恥じることなく人に問い、
不能則學
能くせざれば則ち學び、
自分が不能なことは誰にでも教えを乞い、
雖能必讓,
能くすと雖も必ず讓り、
能力があっても出しゃばることなく人に譲り、
然後為德。
然る後に德と爲す。
こうしたことを行って、はじめて徳がある人ということができる。






























