【上下(ジョウゲ)交々(こもごも)利を征(と)らば、而(すなわ)ち國危(あやう)からん。】と読みまして、上のものも下のものも、だれもが利益を貪ることだけしか考えなければ、国家は必ず滅亡してしまいます、という意味です。
出典は『孟子』梁恵王章句上です。
孟子對曰、
孟子、對(こた)へて曰く、
孟子はお答えしていわれた、
王 何必曰利、亦有仁義而已矣。
王、何ぞ必ずしも利と曰はん、亦(また)仁義(ジンギ)有るのみ。
王様は、どうしてそう利益、利益とばかり口になさるのです。
(国を治めるのに)大事なのは、ただ仁義だけです。
王曰、何以利吾國、
王は何を以て吾が國を利せんと曰い、
もしも、王様はどうしたら自分の國に利益になるのか、
大夫曰、何以利吾家、
大夫(タイフ)は何を以て吾が家を利せんと曰い、
大夫は大夫でどうしたら自分の家に利益になるのか、
士庶人曰、何以利吾身、
士・庶人(シ・シヨジン)は何を以て吾が身を利せんと曰い、
役人や庶民もまたどうしたら自分の身に利益になるのかとばかりいって、
上下交征利而國危矣。
上下交々利を征らば、而(すなわ)ち國危からん。
上のものも下のものも、だれもが利益を貪ることだけしか考えなければ、
国家は必ず滅亡してしまいます。






























