【意(イ)毋(な)く、必(ヒツ)毋く、固(コ)毋く、我(ガ)毋し。】とよみまして、主観的な私意はないし、無理押しはしないし、頑固さもないし、我を張ることもない、という意味です。
出典は『論語』子罕第九です。
孔子の弟子たちが、先生は普通の大人の陥りやすい四つのことを、断ち切って、極めて円満であった、と実感していた言葉です。
子絶四。
子(シ)四(よつ)を絶(た)つ。
先生は(普通の人が陥りやすい)四つのことをなさらなかった。
毋意、
意(イ)母(な)く、
主観的な私意をもたず、
毋必、
必(ヒツ)母(な)く、
必ずやり通そうとする無理押しをせず、
毋固、
固(コ)母(な)く、
頑固に自分を守り通そうとするかたくなさもなく、
毋我。
我(ガ)母し。
自分のことだけを考えて、我を張ることがなかった。






























