【得(う)るを見ては義(ギ)を思う。】と読みまして、利益を前にした時は、すぐ飛びつかず、その利が正しい道理に叶ったものであるかどうかを、よく考えるよう心掛けること、という意味です。
出典は『論語』季氏第十六です。
君子有九思。
君子に九思(キュウシ)有り。
教養人には心を尽くす九つのことがある
と述べられているなかの最後の言葉が、
見得思義。
得るを見ては義を思う。
利益を前にした時は、すぐ飛びつかず、その利が正しい道理に叶ったものであるかどうかを、
よく考えるよう心掛けること。
です。
『九思』を、ダラダラと紹介しましたが
一 【視には明を思う】と、二 【聽には聰を思う】、
三 【色には温を思う】と、四 【貌には恭を思う】、
五、六 【言は忠を思い、事は敬を思う。】、
七、八 【疑には問を思い、忿には難を思う。】
にグループ分けされてるようです。
九 【得るを見ては義を思う。】は独立した形です。
今回で 『九思』の紹介はおしまいです。