【久(ひさ)しくして之(これ)を敬(ケイ)す】と読みまして、長く交われば交わるほど、(人が)この人を尊敬するようになる、という意味です。
出典は『論語』公冶長篇です。
交遊の道はとかくなれるに従って、ぞんざいになりがちなものだ。
長く付き合って、いっそう尊敬し合う間柄でありたい。
古代中国、春秋時代の斉の名臣:晏嬰(アンエイ)が人々に敬愛され人望があったことに、孔子が感服し、わしもそうありたいと思ったようです。
子曰、
子曰く、
孔子が言いました
晏平仲、善與人交、
晏平仲(アンペイチュウ)、善く人と交わる。
晏平仲は、おおいに人と交際した。
久而人敬之。
久しくして之を敬す。
しばらくすると、人は誰でも敬意を持つようになる。