【この恨(うら)み綿綿(メンメン)として盡(つ)くる期(とき)無(な)からん】と読みまして、この恨みは、いつまでも長く絶え尽きることはないであろう、という意味です。
出典は白居易の『長恨歌』です。
『長恨歌』は、7言×120句の詩です、下記は、115句から120句です。
七月七日長生殿
七月七日長生殿
七月七日の長生殿でのこと
夜半無人私語時
夜半(ヤハン)人無く私語の時
夜ふけて交わす言葉は二人だけ
在天願作比翼鳥
天に在りては願はくは比翼(ヒヨク)の鳥と作(な)り
天にありては比翼の鳥に
在地願爲連理枝
地に在りては願はくは連理(レンリ)の枝と為(な)らんと
地にありては連理の枝に
天長地久有時盡
天長く地久しきも時有りて盡くるも
天長く地久しくも尽きる時あり
此恨綿綿無盡期
此の恨み綿綿として盡くる期無からん
この恨み綿々として絶えることなし