一日仕事をしなければ、その日一日は食事をしない、という意味で勤労の尊さを表す言葉です。
唐の懐海(エカイ)禅師は仕事をするときには必ず人より先に一生懸命やった。ある時、主任がかわいそうに思い、こっそり道具を隠して彼を休ませようとした。しかし彼は隈なく道具を探し求めて食事をすることも忘れていたという。
故有一日不作、
故に一日作さ不(ざ)れば、
であるから、一日仕事をしなければ
一日不食之語
一日食らはずの語、
その一日は食事をしない、という言葉が
流播寰宇矣。
寰宇(カンウ)に流播(リュウハ)する有り。
天下に広く伝わっている。
11月23日は「勤労感謝の日」です。
「勤労を貴び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」として、1948年(昭和23年)に制定されました。
勤労感謝の日制定以前は、その年の収穫に感謝する宮中祭祀「新嘗祭」の日という祝祭日でした。