サイト内を検索 WWWを検索
HOME > みんなの経済・企業 > 被災地復興は「人的資本」「成長基調」がカギ       福大で公開講座
みんなの経済・企業

被災地復興は「人的資本」「成長基調」がカギ       福大で公開講座

福島大学は11月10、17の両日、特別公開講座(大同生命寄付講座)を福島市の同大などで開いた。延べ約300人が受講し、中小企業が活路を切り開くための経営を学んだ。
 震災、原発事故で影響を受けた県内中小企業などを対象にした経営学講座で、テーマは「人を活かし、人が生きる経営」。
 4人の講師陣による2回にわたる講座で、今回は福島大経済経営学類教授の西川和明さんと税理士の行形裕司さんが講師を務めた。
 西川さんは「中小企業の人材をアクティベートする~地域ぐるみで人材確保と育成を実践~」と題し、災害史を基に国内外の被災地の復興を分析した。
被災地の復興は「人的資本」と「成長基調」の2つのカギがあるとし、このうち生産活動の中心である人的資本の損害を元の水準に回復するには10年単位の時間が必要。復興までは長い年月を要すると述べた。
 一方、成長基調に乗っていれば、大災害でも一過的なダメージに過ぎず、むしろ復興需要により地域経済を刺激し、被災地の潜在成長率を高めることも期待できるとした。
 これらを基に福島県の将来を推考した場合、「劇的変化に伴うパラダイスシフトが必要で、大幅な人口減を受け入れて独自のアイデンティティを示す必要がある」と指摘した。本県の人口は28年後の2040年には半減、生産年齢人口は6割減になると予測されている。
 一方、就職情報誌のアンケート結果を用いて、①地元外の大学に進学した東北出身の学生は、震災を機に出身地で働きたいと考えている学生の比率が他地域よりも高い②地元外の大学に進学して福島県で働きたいと考えている学生のパーセンテージは、同県出身者の割合を上回るーなどと例示し、こうしたチャンスを積極的に生かすべきと提案した。
 前回はフォロインプレンディ代表取締役社長の氏家秀太さん(うじけ・しゅうた)さんが「ピンチをチャンスに~“逆転の発想”で中小企業の活路を拓く~」、農業生産法人FRUSIC(フルージック)代表の渡辺祥二さんが「再生可能エネルギーを活用する中小企業~奥飛騨で熱帯の果物を生産~」と題し、それぞれ講義した。
 

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト