サイト内を検索 WWWを検索
HOME > トップ登場 > 「郷土の復興へライオン一丸」 久保田善九郎・LCガバナー 
トップ登場

「郷土の復興へライオン一丸」 久保田善九郎・LCガバナー 

ライオンズクラブ国際協会332-D地区
久保田善九郎 ガバナー

【略歴】 1949年生まれ。会津高卒。東北クボタハウス代表取締役。暴力団根絶福島県民会議評議員。郡山中央倫理法人会相談役。郡山東ライオンズクラブ所属。

136万人の会員を擁する世界最大の奉仕団体、ライオンズクラブ(LC)。福島県内76クラブ、1973人の会員(9月末現在)をまとめる地区ガバナーの就任から5カ月。大震災、津波、原発事故と度重なる苦難を強いられた状況下での就任となったが、久保田ガバナーやライオン(LC会員)は、「奉仕の理想」を掲げて新たな高みへとまい進する。ライオンズクラブの奉仕活動を聞いた。

 

━被災県のLC代表として、今後どのような活動を考えているか。

 

「地震、津波、原発事故、放射能風評被害と、本県は容易でない状況にある。そうした中で、まさに四重苦にある浜通り地方にまず目を向け、支援活動に乗り出した。いわき市四倉の『道の駅よつくら港』では、建物半壊の中で駅長(店長)さんが懸命に頑張っていた。そうした姿に感動し、私たちは四倉海岸での海浜清掃や津波でさらわれたココスヤシの植樹を行った。清掃活動には257人の会員登録があったが、実際は家族、友人も含めて300人を超える方々に労力奉仕をしていただいた」

「県民みんなが疲弊している現在、隅々にまで手を差し伸べられないでいる現状がある。これは、行政の手の届かないところに光を当てることでもあり、そうした活動を展開していくことが大きな課題となる。第一に除染作業であり、LCに寄せられた1億5000万円の浄財をライオンズクラブ国際財団(LCIF)に上申して、高圧洗浄機などの機材を購入することにした。各クラブに支給するほか、一部は学校や公民館など公共施設に貸し出す予定だ」

「今回の未曾有の災害により、LC組織の存続という大きな問題も一番に考えなければならない。被災した会員に義援金を支給させていただいたが、その後、登録漏れのあった会員にも二次支給させていただいた。被災した会員には、一日も早く立ち直っていただきたいと思う」

 

━今期の社会貢献事業については。

 「『ライオンズよ、盲目の騎士たれ』。ヘレン・ケラーが世界大会で述べた言葉だが、ライオンズクラブでは以前から『目の愛護デー』やアイバンクにちなんだ活動に力を入れて事業を展開している。10月は郡山市で眼科医師らを招いた講演会と相談会を開いた。76人の市民が参加し、糖尿病による疾患や、角膜移植の臨床と法律などを真剣に学んだ。眼底検査のスクリーニング検査や目の無料相談会も開き、当日は67人から相談を受けた。11月には薬物乱用防止教育認定講師養成講座を開いた。薬物の怖さを知ってもらい、青少年に広がるのを防止するのが目的だが、そのための講師養成講座で、約100人が参加して知識を深めた」

 ━新しい事業の展開の見通しはどうか。

 「新しく設置したライオンズクエスト(LQ)委員会による教育支援事業を展開していく。12月14日に先生らを対象にした『思春期におけるライフスキル(生きる力)教育セミナー』を開き、学校でいじめに遭ったり、不登校となった生徒を、先生たちがどう指導したらよいのかを考えてもらう。このあとのスケジュールでは、まず指定校を選び、先生と生徒、父母らを交えたワークショップ(討論の場)を今期(任期)中に開きたいと考えている。まさに、子どもらの『心の闇を晴らす授業』であり、積極的に出向いていきたい」

 ━本県が置かれた厳しい状況の中で、LCの役割がますます重要になるが。


 「さらなる支援活動とともに、①会員数と約同数の県内2000本の植樹活動②『目の愛護デー』の普及活動③薬物乱用防止の教育活動④青少年の『心の闇を晴らす授業』の展開⑤継続アクティビィテーの見直し-を柱に据えて活動を展開している。また、環境保全、文化地域活動の2委員会を新設した。継続アクティビティーの見直しについては、新たに支援を必要としている団体の支援にまず乗り出すべきではないかという結論に達した。新しい支援事業は単一クラブの活性化のためにもなるし、ひいては会員増強にもつながると考えている。新たな支援事業で地域社会に対してどんなことができるのか。各クラブの会長が独自色を出せるような事業を考えていただきたいと思っている。最後になるが、ライオン一丸となって郷土の復興に取り組んでいく」
 

 

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト