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素人が手作りの自主映画製作 本宮の愛好者

本宮市の映画愛好者でつくる映像文化研究会はこの夏、素人による手作りの自主映画を完成させた。製作したのは、同市を舞台にした短編映画「川沿いのまち」(約30分)。脚本・演出家から監督、キャストといったスタッフ全員が素人で、映画づくりは初めて。先ごろ、自主映画製作試写会を同市のサンライズもとみやで開き、市民らに公開した。
 映画のストーリーは、本宮に住む祖父母と都会からやってきた19歳の孫娘との夏祭りの数日間を通した心温まる交流。
 孫娘は祖父母が住む川沿いの家に泊まり込み、夏祭りや花火大会に併せて何かイベントができないかと企画を練り始める。考えたのが、祖父母が経営するCD・レコード店で祭り期間中の特別イベント・レコード鑑賞会。都会育ちの娘は、周囲を巻き込みながらも趣向を凝らした鑑賞会を実らせるために奮闘する。
 映画に登場したキャストはすべて素人の住民たち。ややぎこちない演技やたどたどしい台詞ながらも、“本宮弁”の日常会話も織り交ぜて笑いも誘うアットホームな作品に仕上がった。
 映画製作が長年夢だった映像文化研究会代表の若竹孝夫さん(66)=写真=が監督を務めた。若竹さんが同研究会の2人の仲間である会社員菊田広嗣さん(33)、会社経営杉内四郎さん(75)に自主映画製作の話を持ちかけ、今年5月から本格的に本格的な映画づくりに入った。脚本・演出は同市で書道教室を主宰する佐々木菜穂子さんが受け持った。孫娘役は吉川麻里(仮名)さんが務め、祖母とともに共演した。
 若竹さんは元公務員(旧本宮町職員)で、今回の自主映画の製作費はすべて自前で賄った。「映画づくりは長年の夢だった。その夢がやっと叶ってうれしい」と話す。
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 本宮市は旧本宮町時代から川のまちとして親しまれ、市内を流れる阿武隈川や安達太良川などとともに発展してきた。映画のまちとしても知られ、昭和30年代には、優れた映画を育てようと母親らによる「本宮方式映画教室」運動が始まった。当時の太陽族やエログロ映画など青少年に有害とされた映画に対して、優れた映画を育てようと始まった運動だが、その中心となったのが地元町民と協力して製作した映画「こころの山脈」(65年、監督・吉村公三郎、主演・山岡久乃、宇野重吉ら)だ。
 本宮方式映画教室運動は、県内における映画の誘致、撮影を支援するフィルム・コミッションの先駆けとも言われる。

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