鏡石町の鏡石郵便局と果樹農家の鏡石農遊園は、今年も特産のいちごを全国に発送する「イチゴゆうパック」の取り扱いを始めた。
　イチゴゆうパックは今年で４年目。同郵便局の松川繁延局長は「今年は原発事故に伴う風評被害が心配されたが、申し込み数も例年通りで順調。いちごはＪＡを通して放射能測定を行っており、測定値は限界値以下。安心して食べていただきたい」と話している。
　完熟した「とちおとめ」を午前中に摘み取り、その日のうちに発送。粒は２Ｌサイズ以上と大粒。完熟のため色つやが良く、みずみずしさが特徴。
　鏡石農遊園の飛澤良男代表によると、「収穫の時期に入ってから寒い日が続き、完熟するまでの期間が長くなったが、その分、実が栄養を蓄えて甘味が増している」と話す。
　「完熟とちおとめ」は、３００グラム入り２パック（１８００円）・４パック（２９００円）・８パック（５３００円）の３種類。いずれも送料、消費税込み。
　新鮮なうちに届けるため、沖縄を含む南西諸島と小笠原諸島への発送は取り扱わない。商品発送は、申し込みから１週間～１０日前後だが、天候により発送が遅れる場合もある。
　県南・県中地区の郵便局に備え付けの専用申込書があり、現金を添えて申し込む。締め切りは２月２０日。問い合わせは、鏡石郵便局（電話0248-62-2300）か、鏡石農遊園（電話090-2275-0780）へ。

【写真：発送される真っ赤に色づいたイチゴ㊤と栽培農家の摘み取り作業】